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WAGMI

2023/02/16 22:44

イーサリアムL2「zkSync」、zkEVMのメインネットを開発者に提供開始

暗号資産(仮想通貨)イーサリアム(ETH)のL2「zkSync」は16日、現在開発を進めている「zkEVM」のメインネットが、「Fair Onboarding Alpha」の段階に到達したことを発表した。

The wait is over.

All aboard zkSync Era∎ Mainnet!

Today, Ethereum's first zkEVM is:

• Opening mainnet to builders 🥳
• Adopting a brand new name 🎈
• Open-sourcing its entire codebase 🎆https://t.co/PoZeliPU8t

1/8

— zkSync ∎ (@zksync) February 16, 2023

関連:今年初のGM Radio開催へ、ゲストはイーサリアムL2「zkSync」開発企業幹部

これまで「zkSync2.0」と呼んでいたこのソリューションの名称を、今後は「zkSync Era」にリブランディングすることも発表。Fair Onboarding Alphaに到達したことで、事前に登録したプロジェクトが、zkSync Eraにアプリケーションを展開できるようになった。

また、コードを完全にオープンソースにしたことも公表。これで誰でもコードを確認したり、コピーして利用したりできるようになっている。一方で、プロトコルは初期段階であり、コードのコピーはまだ推奨はしないとした。

Fair Onboarding Alphaでは、まだエンドユーザーはzkSync Eraにアクセスすることはできない。これまで段階的に進めてきたメインネットのローンチは、次が「Full Launch Alpha」の予定。ここで全てのプロジェクトやエンドユーザーが利用できるようになり、コードのコピーはここまで待つことを勧めている。

zkSyncのミッションは「個人の独立のために仮想通貨を一般層に普及させること」。このミッションを達成するために、多くの開発者やユーザーが使いたいと思うような技術を作り、イーサリアムを、価値の高い特質を維持したまま拡張させていくという。

これからも未来を見据え、仮想通貨に馴染みのない人も利用の対象にしていくため、今回は、普及の段階を表す「era(=時代)」を名称に採用。このリブランディングには「イーサリアムの新しい時代へ」といった意味も含まれているとした。これに合わせて「zkSync1.0」は「zkSync Lite」と呼ぶという。

現時点で次の段階はFull Launch Alphaだが、zkSyncのチームは現在ロードマップの更新に取り組んでおり、次の到達点についてもこれから改めて公表すると説明している。

関連:今後エアドロップの可能性の高いプロジェクト、SUIやzkSyncなど

zkEVMとは

上記画像のロードマップの通り、zkSync Eraは昨年10月に、「Baby Alpha」という段階に到達。そこから約4カ月で、Fair Onboarding Alphaに辿り着いた。これまで多くのテストや監査を繰り返してきたと説明している。

関連:イーサリアムL2「zkSync v2」 Baby Alphaメインネット稼働開始

zkSync Eraは、開発競争が激化している「zkEVM」に分類されるソリューション。zkEVMは、ZKロールアップという技術を活用した、イーサリアムの仮想マシン(EVM)と互換性や等価性を持たせたソリューションである。

今週はポリゴン(MATIC)も14日に、「Polygon zkEVM」のメインネットのベータ版を、3月27日にローンチすることを発表。他にもConsenSysやScrollらのプロジェクトがzkEVMの開発を進めている。

関連:ポリゴン、来月に「Polygon zkEVM」のメインネットのベータ版をローンチへ

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